LAN ケーブルは繋がっていますか?(Part.1)
2011/03/25 1件のコメント
Windows 2000 以降、メディア検出機能というものが実装されています。
この機能は、ネットワークアダプターに LAN ケーブルが接続されているのか、接続されていないのかを検出する…
つまり、タスクトレイにあるネットワークアイコンに表示されているのは、メディア検出機能?
- Windows で TCP/IP のメディア検出機能を無効にする方法
http://support.microsoft.com/kb/239924/ja
この機能ですが、上記 KB にあるようにレジストリで OFF にすることができます。
HKLM\System\CurrentControlSet\Services\Tcpip\Parameters
ここに、DWORD で DisableDHCPMediaSense というエントリーを作成します。
値を 1 にすると、メディア検出機能を OFF に、0 にすると ON(デフォルト)にすることができます。
(設定変更後は再起動要) もちろん、上記は Vista 以降の OS でも有効な情報です。
では、メディア検出機能を無効にしてから、LAN ケーブルを抜いてみると…
タスクトレイのアイコンにはバツマークが表示され、ケーブルが繋がっていないことがわかります。
タスクトレイのネットワークアイコンは、メディア検出機能 ON/OFF の影響は受けないようです。
実際のところ、メディア検出機能の中心はネットワークアダプターにバインドされている TCP/IP プロトコルレイヤー
自体の動作になっています。メディア検出機能 が ON になっているときに、LAN ケーブルを 抜いてしまうと、
リンク状態は OFF になり、ネットワークアダプターにバインドされている TCP/IP プロトコルレイヤーがアンロードされ、
IP アドレスが 0.0.0.0 になってしまいます。
OFF の状態だと、リンク状態はそのまま、つまり、TCP/IP プロトコルレイヤーがそのままの状態になっているので
IP アドレスもそのままの状態です。