DTCTester の使い方

DTCTester は、MS-DTC を使い、SQL Server に対する分散トランザクションの動作を確認することができるツールです。
内部的には、ODBC データソースを使い、SQL Server データベースのトランザクション サポートを確認しています。
DTC の設定は問題ないのか、DTC が動いているか、等確認する際には、便利なツールなので紹介します。
なお、DTCTester は実際に SQL Server に接続して、一時テーブルを作成するので、SQL Server があることが前提です。

まず、上記をダウンロードして、どっか適当なフォルダーに展開しておく。

[ クライアント側の設定]

  • MS-DTC の設定
  • ODBC データソースの定義
  1. MS-DTC の設定
    Client_MS-DTC設定1
    Client_MS-DTC設定2
    上記でクライアント側の MS-DTC の設定は完了です。
    なお、MS-DTC は設定を変更したら、DTC サービスを再起動する必要があります。
  2. DTCTester は、DTC に対して ODBC データソースを使って SQL Server にアクセスするように指示します。
    では、データソースを定義しておきます。なお、クライアント側が 64bit OS の場合には、
    32bit の ODBC データソース(C:\Windows\SysWOW64\odbcad32.exe)で作成することを
    忘れないようにしてください。(DTCTester が 32bit ツールのため)
    Client_DSN作成1
    Client_DSN作成2
    Client_DSN作成3Client_DSN作成4
    Client_DSN作成5Client_DSN作成6
    Client_DSN作成7

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