Bot Builder SDK for .NET v4 を使ってみよう。
2018/10/04 コメントを残す
まずは、入門編から。
ネットで探してみても、いまいち、まとまったものが無いので、重い腰を上げて、自分で書いておこうと思う。
Visual Studio 2017 を使いますので、その準備をしておいてください。 (最新の 15.8 までアップデート)
Bot Builder のテンプレートとして、
- Visual Studio 2015/2017 C# プロジェクトテンプレート
http://aka.ms/bf-bc-vstemplate
が紹介されていることが多いですが、これはもう古いと思います。
今回は v4 ベースを使いたいので、こちらの方にアクセスして、vsix ファイルをダウンロードし、Visua Studio 2017 に組み込んでください。(2018/10/03 時点では、4.0.6.15 が最新です)
- aitemplates – Bot Builder V4 SDK Template for Visual Studio 4.0.6.15
https://botbuilder.myget.org/feed/aitemplates/package/vsix/BotBuilderV4.fbe0fc50-a6f1-4500-82a2-189314b7bea2
vsix をダブルクリックして、インストールしましょう。
[ツール] – [拡張機能と更新プログラム] を見ると、以下のようになっています。
続いて、新規プロジェクトを見てみると、Bot Framework が追加され、以下のようになっています。
で、このままにしておいて、今後は、Bot Framework エミュレーターをインストールしておきます。
以下の GitHub にアクセスします。
- BotFramework-Emulator
https://github.com/Microsoft/BotFramework-Emulator
https://github.com/Microsoft/BotFramework-Emulator/releases
リリースサイトから、botframework-emulator-setup-XXXXX.exe をダウンロードしてインストールしておきましょう。
(2018/10/03 時点では、40025 が最新です)
では、早速、サンプルを作ってみましょう。
新規プロジェクトで、Bot Builder Echo Bot V4 を選択してみます。
このままでもビルド(.NET Core 2.0 SDK)できるのですが、今回、Visual Studio 2017 15.8 を使っているので、.NET Core 2.1 SDK を使うように変更します。
続いて、Bot Builder SDK を更新しましょう。プロジェクト [Bot Builder Echo Bot V41] を右クリックして、
[Nuget パッケージの管理] をクリックすると、更新プログラムがあることがわかります。
2018/10/03 時点では、v4.07 が最新です。
ちなみに、下記から個別に用意することもできますね。
- Bot Builder SDK V4
https://github.com/microsoft/botbuilder-dotnet
では、ビルドしてみます。エラーもなく、成功するはずです。
デバッグ実行してみると、IIS Express で起動され、ブラウザが開くのですが、エラーになりました。
HTTP Error 502.5 – Process Failure ErrorCode = 0x80004005 : 0
イベントログにもしっかりとエラーが残っています。
Application ‘MACHINE/WEBROOT/APPHOST/BOT BUILDER ECHO BOT V41’ with physical root ‘E:\Developer\bot-dev\Bot Builder Echo Bot V41\Bot Builder Echo Bot V41\’ failed to start process with commandline ‘d:\program files (x86)\microsoft visual studio\2017\enterprise\common7\ide\extensions\microsoft\web tools\projectsystem\VSIISExeLauncher.exe -argFile "H:\Temp\tmp3E79.tmp"’, ErrorCode = ‘0x80004005 : 0.
悲しい。
調べてみたところ、.NET Core 2.1 の最新版をダウンロードしてインストールすることで無事に動くことがわかりました。
- .NET downloads
https://www.microsoft.com/net/download
上記サイトから、.NET Core 2.1 SDK (Build apps – SDK v2.1.403)をダウンロードしてインストールしました。
再度、デバッグ実行すると、無事に動きます!やったー。
この状態で、Bot Framework エミュレーター を起動して、チャットしてみます。
ソリューションエクスプローラーを見ると、BotConfigration.bot が生成されているので、このファイルを
Bot Framework エミュレーターに読み込ませて起動します。
すると、Bot Framework エミュレーターが起動します。
さあ、何かメッセージを入力してみましょう!
おぉ、ちゃんとエコーしてるじゃないですか。すばらしい。
では、今回はここまで。