WTL の最新版で Ribbon

WTL(Windows Template Library)の最新版についてです。

元々、WTL は ATL に含まれていた軽量の Windows コントロール開発用のテンプレートだったのですが、
ATL から独立して、WTL という名前で独り立ちして、パッケージングされました。
そして、現在は、オープンソースプロジェクトとして公開されています。
MFC と違い、再頒布モジュールを必要とせず、C++ テンプレートをベースに軽量な Windows アプリケーションを
開発することができます。個人的にもかなりお勧めのフレームワークです。

現在の最新バージョンは 8.1.9127 というバージョンです。

WTL にはインストーラーというものはなく、登録スクリプトを実行して、プロジェクトテンプレートを
VC++ ディレクトリに配置、インクルードヘッダーを手動で設定という、なんとも、ローテクな方法で
インストール & 設定します。

ところが、これはメジャーアップのパッケージバージョンであり、これ以降、多くのエンハンスが行われています。
8.1.9127 のままでは、VC++9.0(VS2008 C++) 用の登録スクリプトまでの対応になっているのですが、
VC++1.0(VS2010 C++) 用の登録スクリプトも用意されています。もちろん、WTL で提供されているテンプレートヘッダー
自体は VC++10.0 でもまったく問題なく使用することができます。

WTL プロジェクトの最新バージョンでは、Windows Vista/7 に対応したリボンの実装が行われていて、テンプレートベースの
開発でリボンを使用することができます。これを使わないのは非常にもったいなので、私の方で、最新ビルド(rev 448)を
パッケージングして、さらに、日本語化してみました(リクエストがあったので)。
パブリック公開しますので、自由に使用してください。
なお、ライセンスは WTL に従います。WTL プロジェクトの方で正式にパッケージングされたら、そちらを使用してください。

リボンを使用する際には、Windows SDK v7.0 以降が必要になりますので、注意してください。

リボンを作成する際、リボンメニューを XML ファイルで定義し、XML ファイルを UICC.exe (UI Command Compiler)でコンパイルしてリボンバイナリファイル、ヘッダーファイル、リソースファイルを生成します。
そして、それらのファイルを最終的にビルドして完成させます。

VS2010 との組み合わせであれば Windows SDK v7.1 を使った方がよいです。

ビルドの際、

error MSB6006: “cmd.exe” はコード 9009 を伴って終了しました

というエラーが出た場合には、プロジェクトパスに UICC.exe が見つからないということなので、プロジェクトの
プラットフォームツールセットが Windows SDK v7.0 以降になっているかを確認してください。

WTL のウィザードをアップしておきます。

helloRibbon1

helloRibbon2 helloRibbon3

helloRibbon4

Sample フォルダーに MTPad7 というサンプルがあり、これをビルドすると、こんな感じになります。

helloRibbon5

WTL のウィザードには、Windows アプリ、CE 用、モバイル用の 3 つがあるのですが、私がパッケージングした
WTL rev 448 はWindows アプリ用のみになっていますので注意してください。

使い方ですが、WTL の開発メンバーが CodeProject にアップしています。

WTL やリボンについては、今後、少しづつネタにしていこうと思います。

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